やぁ、こんにちは。おおきなかぎだよ
今回は、創作哲学の記念すべき第一回目ということで、本シリーズのキモである哲学についてお話しするね
始まりを考える学問
みんなは哲学って知っているかな?
誰もが一度は耳にしたことがある言葉だよね?
大昔からある学問なんだけど、日本だとあんまり人気がないみたい
無知の知〜だとか、我思う故に〜とか、人間は考える葦〜とか。???って感じだね
でもこうしてボクたちが知ってるってことは、昔の人が”スゴイことだ!”って本に残してくれたおかげだ
それじゃあ、昔の人は哲学の何をそんなに”スゴイ”って感じていたのかな?
スバリ!答えは「始まりを考える学問」だからだよ
答えがない・困った時のヒントになる・最強の学問
その理由は大きく分けて三つ
まず一つ目の理由は、『答えがないから』だよ
「川の始まり」を考えた時。上流に向かって歩いて、山を登り、チョロチョロと流れ出る水は確かに「川の始まり」だね
けど、川は水が集まってできているから、「川の始まり」は雨かもしれないよね?
でも待って?海の水が太陽で温められて、水蒸気が雲になって雨が降るから、「川の始まり」は海なのかも?
そもそも水が流れる場所が川なんだから、谷こそ「川の始まり」では?
いやいや。水はビッグバンが起こる前はなかったんだから、ビックバンが「川の始まり」なんだよ
?????
こんな風に、「川の始まり」一つとっても、絶対にこれが正しいという答えはないんだ
どれだけ考えても答えが決められない学問。それこそが”哲学”なんだね
二つ目の理由は、『困った時のヒントになる』だよ
昔の人達は、この答えのない学問に夢中になって、たくさん考えたり話し合ったりしてきたんだ
現代から見るととってもヘンテコな考えや、もしかしてタイムスリップした?ってくらいスゴイ考え方までたくさんの情報が後世に残されているよ
こんな”答え”を出しただけじゃなくて、どうしてこんな”答え”を出したのかな?と考えられるようになると、”これは何?”を分かりやすくしてくれるヒントになってくれるんだ
“これは何?”が分かれば、次はどこがヘンかを探してみよう
ヘンな場所がわかれば、どうすればヘンじゃなくなるのか考えやすくなるんだ
困った時に、”哲学”を使うとわかりやすくなるから、昔の人は”スゴイ!”と感じたんだね
三つ目は、『最強の学問』だからだよ
“哲学”は、国語や算数、理科や社会みたいに分けられていないんだ
これは、”哲学”が「始まりを考える学問」だからだね
“英語の始まり”を考えればそれはもう哲学だし、”音楽の始まり”を考えればそれも哲学になってしまう
この自由さが、他の学問の枠に囚われない新しい発見をさせてくれるんだ
これってどうなの?って話が新しい学問になったり、これってこういうことじゃない?なんて気付きから新しい技術が生まれたり、こんな国だったら幸せだよなぁ〜なんて話をしていたら本当にその国が誕生してしまったり
“哲学”は、みんなの生活を知らず知らずのうちに便利にしてくれている、隠れた頑張り屋さんってことだね!
“答え”がないから人気がない
では、ここまで”哲学”のスゴイところを三つ紹介してきたわけだけど、どうして日本ではこんなに人気がないんだろう
それは、”哲学”が正解のない学問だから、テストが作りづらいんだ
“こうじゃないかな?”って考えを書いても、先生はどれが正解で、どれが間違っているのか判断できないよ。だって哲学は「始まりを考える学問」だからだね
そうなると、”この哲学者の人物は?”とか”これ覚えてる?”なんかの暗記問題で点数をつけるしかないね
「答え」ばかりを抜き取って、肝心の「どうやってその答えを導いたか」がすっぽり抜けてしまうから、哲学をうまく使いこなせなくて”役に立たない学問”なんて呼ばれてしまうんだね
とまぁ、こうした理由で”哲学”は「始まりを考える学問」なわけなのです
最後まで見てくれてありがとう。ばいば〜い!
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