やぁ、こんにちは。おおきなかぎだよ
今回は、すれ違ったら素質アリ?そんな物語におけるヤンデレについてお話しするね
能動的すれ違いという一解釈
キャラクターの属性に、”ヤンデレ”と呼ばれるものがあるよ
ざっくり言うと、相手のことが好きすぎておかしくなっちゃった人のことだね
行き過ぎた愛は刺激的で面白いのはもちろん、方針がわかりやすいからとっても書きやすい!
今ではたくさんのヤンデレ作品が楽しめるようになっていて、もはや一つのジャンルとして不動の地位を確立しているよ
そんなヨミセンにもモノカキにも愛されている”ヤンデレ”なんだけど、実は明確に”これぞヤンデレ!”というものが定められてはいないんだ
年代によって解釈のブレがあったり、書く人読む人によっても認識が異なっていて、実際のところけっこう曖昧
それじゃあ、”ヤンデレ”って本当のところ一体なんなの?
そんな時は、この言葉を思い出して?
スバリ!「ヤンデレとは能動的すれ違い」という考え方だよ
病む=すれ違い デレ=能動的
ヤンデレは二つの要素から構成されているよ
ヤンデレの”ヤン”と”デレ”の部分だね
この二つが合わさることで、初めてヤンデレとして成立するんだ
まずはヤンデレの”ヤン”の部分から考えていこう
なぜ病む=すれ違い?
視界のすれ違い
理由は大きく分けて三つ
一つ目は『視界のすれ違い』だよ
ヤンデレの”ヤン”は漢字に直すと”病ん”だね
視界に影響を及ぼす代表的な病気でいうと、網膜剥離や白内障・脳腫瘍や脳梗塞・薬物中毒なども幻覚を引き起こして、実世界とのすれ違いを発生させてしまうね
実はヤンデレも同様、視界に現実とのすれ違いを発生させているんだ
教室でクラスメイトと話しているだけなのに、”私の気を引こうとしてる”だとか”私と喋るより楽しそうにしてた”だとか”利用されてる!”などの想像力の豊かさを発揮するよ
これらの現象はまさに、病気によって視界が歪められているのと同じ状況と言えるね
情報のすれ違い
二つ目は『情報のすれ違い』だよ
ヤンデレは視界だけではなく、情報さえも歪めてしまうんだ
面と向かって”キライ”ってちゃんと伝えたはずなのに、なぜか喜んでストーカ化してしまうプラス思考のお手本みたいな人
用事があるから誘いを断っただけなのに、なぜか避けられたと勝手に思い込んでマイナス思考を加速させてしまう人
好きな人へ近付く人に過剰反応して威嚇してしまう人
本来の情報を都合よく受け取ったり、都合悪く受け取ったり、明らかに大袈裟にしてしまうなど
こうしてみると、視界のすれ違いと同様の症状が見られるね
一度この”すれ違い”の病にかかってしまうと、なかなか厄介なことになってしまうのはご存じの通り
なぜなら、認識している世界がすれ違っているとはいえ、当人には紛れも無い現実だからだ
もし無理に訂正しようものなら、モンスター化まっしぐら。けれどもそれが、ヤンデレの魅力の一つでもあるんだけどね
感情のすれ違い
三つ目は『感情のすれ違い』だよ
感情が落ち込んだ時も”病んだ”と表現するよね?もぅマヂ無理。。やむぅ。。と同じだ
視界や情報が歪んでしまえば、もちろん相手の感情なんてわからなくって当然だよね
空気の読めない”好き”の押し付けは、初めは可愛いものだろうけど、だんだんとエスカレートしていくにつれ二人の心はすれ違うばかりに
もしパートナーが説得したり距離を置いたり逃げたりしても、当人は正常な判断能力を失っているから、なぜそれをされたのか理解できない
そこに自分なりの解釈。トンデモ理論を乗っけて突っ込んでくるよ
この暴走機関車は、抑えきれない”好き”を胸に、地獄の底まで想い人を追いかけちゃうだ
視界、情報、そして感情。この三つのすれ違いによって、ヤンデレの”ヤン”の部分が構成されているんだね
なぜデレ=能動的?
能動的に考える
次にヤンデレの”デレ”の部分を考えていくよ
理由は大きく分けて三つ
一つ目は『能動的に考える』だよ
能動的というのは、簡単に言うと”自分から動くこと”だね
つまり『能動的に考える』とは、『自分から考える』ってわけだ
考えるのはもちろん、大好きなアナタのこと!
ヤンデレって、”想い人と添い遂げるためにはどうすればいいか?”を終始考えている印象がないかな?
どうすればあの人は振り向いてくれるか?どうすればあの人のそばに居れるか?どうすれば邪魔が入らないで済むか?なんて、頼まれてもないのに考え込んでしまう
素敵だね。恋をするって
アナタのことを考えると食事が喉を通らなくなったり、時間があっという間に過ぎたり
日常の些細なことで飛び跳ねるように喜んだり、地面に埋まるんじゃってくらい落ち込んだり
近くにいると、ドキドキ、キュンキュン、アワアワ
胸が痛いけど、苦しいけど、不快じゃない
そんな夢のような一ページ
ここだけ切り取ると素敵な恋模様に見えるけれども、ここに”すれ違い”の病が入り込むと、途端に雲行きが怪しくなってくるね
能動的に動く
二つ目は『能動的に動く』だよ
ただ大好きなあの人のことを考えただけでは終わらない
抑えきれない想いが溢れ出ちゃって止まらないのが、愛の持つ力だね
アナタへ無尽蔵にも思える愛を原動力にして、あれやこれらとアプローチするよ
これも全部アナタに好かれるため!
アナタに好かれるためだったら、文字通りなんだってしちゃう!
健気で涙ぐましい必死のアピール
なんと微笑ましいことでしょう
その努力が狂気に走らないことを祈るばかりだね
能動的に与える
三つ目は『能動的に与える』だよ
アナタのことを考えて、アナタに好かれるため動いてもまだまだ足りない
この底なしの愛を、アナタにプレゼントしたい!
炊事洗濯お掃除はもちろん。勉強だって代わりにやってあげるし、仕事が残ってるなら全部引き受けるし、面倒ごとがイヤなら全部代わりにやってあげちゃう!
そういうことに興味があるなら、二つ返事で受け入れちゃう!
自分がしてあげられることなら、なんでもしてあげちゃいたい!
普通なら相手や周りの反応、助言、迷惑を考えて自重するよね?
けど、ヤンデレは違う
視界に入るもの、耳にする情報、抱く感情がことごとくすれ違っているから別次元に話が通用しない
そして、もうどうすることもできないと気付くのは、すでに手遅れになってしまった時
“すれ違い”だけではダメ、”能動的”だけでもダメ
“すれ違い”と”能動的”。”ヤン”と “デレ”。この二つが合体した『能動的すれ違い』となることで、”ヤンデレ”という文化は生まれるんだよ!
とまぁ、こうした理由でヤンデレとは能動的すれ違いなわけなのです
最後まで見てくれてありがとう。ばいば〜い!
参考
ヤンデレとは? 5つの種類と特徴あるある、メンヘラ・ツンデレとの違い【診断付】
ヤンデレのタイプ分け8つ。依存型・独占型などの特徴一覧
【再録】ヤンデレ講座
LOVEとLIKEの違いとは? 恋愛感情を抱いてもらう方法
https://woman.mynavi.jp/article/210302-13/#:~:text=LOVEは、「愛する」「,“思い”にとどまります%E3%80%82
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