コピーライティング。
聴き慣れない英語を見ると、拒否反応を起きしてみたくなりますが、今日は我慢してください。なぜなら、小説を書く上で、コピーライティングほど重要なものはないからです。
???
文章の正確さ、美しさ、わかりやすさとか・・・・そういったものは小説に重要ではないの?
はい。もちろんそれらの要素はモノカキにとって永遠のテーマでしょう。しかしそれらを差し引いても、小説を書きたいのなら『コピーライティングを真っ先に習得すべきだ』と私は主張したい。
なぜか?
その疑問に応えるためには、そもそもの話コピーライティングとは?その疑問に答えなければなりません。
ライティングってのは、まぁ書くことってなんとなくわかるけれど、コピーって言うのがちょっとセコいというか、パクるみたいであんまりいいイメージを持てない。
そう!そんなザックリとした思い込みのせいで、多くの作家が誰にも看取られずに死んでいくんでいくんです!!
やっと本題に入れますね。
コピーライティングとはなにか?それは『して欲しいことをお願いする文章のこと』です。
?????
小説家でいえば”読んで”欲しい。
料理屋なら”食べて”欲しい。
音楽家なら”聞いて”欲しい。
映画監督なら”見て”欲しい。
様々な思いを形にする。それがコピーライティングの力なのです。
あなたの書いた小説で、一番読者の目に晒されていうものはなんでしょう。
そう「タイトル」です。
ズバリ言います。
タイトルを工夫するだけで、読者の流入数は劇的に変わります。
それこそ、一日一桁だったようなPV数が、二桁いや三桁と何十倍もの効果を発揮するようになるのです。
しかし、一つだけ注意点が。
それは、コピーライティングはあくまでして欲しいことを促す文章なので、中身がともなっていない場合二度とその人は読んでくれないという点です。
とにもかくにも、引き込んで話を読んでくれなければ話は始まらないわけで、小説の腕をあげると同時進行で、コピーライティングの勉強をすることを強くオススメします。
しかしそんな時間ないよ!と不満を漏らす皆々様のために、私が愛用しているテクニックをダイコウカーイします。
是非試してみて、その効果の程を実感してみてください。
・・・・といっても実績も無しに語るのは少々あれですので。始めての連載小説、「親しくなってからぶっ壊れるまで」のPV数でも載せておきましょうかね。
一時期はハーメルンの日刊ランキングにもお邪魔した作品です(中身が伴っていなかったのか、その後低評価爆撃を食らって無事死亡しています。ランキングに乗った際のスクショはありません!ごめんね!)。
艦隊これくしょんと呼ばれる、ブラウザゲームを題材とした二次創作作品です。
初めての連載の割に人を集めることができました。
もちろんコピーライティングのテクニックを題名に使用しています。
他にも、曜日や時間帯などの要素も絡んできますが、今回はコピーライティングに絞って解説します。
お気に入り増加数の少なさが、自分の未熟さを晒していますね・・・・。
テクニックその1 ぱっと見て『?』なタイトルにしよう
???でしょうが説明します。
あなたが一つの小説を面白そうと判断するまでの時間は、一体どれくらいでしょうか。
タイトルを読んで次、タイトルを読んで次、タイトルを読んでこれ面白そうだ。
おそらく1秒もかかっていないのでは?
このテクニックは、少しでも多くの人に”?”と思わせるようにして、一人でも多くの人の足を止めるテクニックです。
めちゃくちゃ長いタイトルってありますよね?
なろう小説とかによくある、もう全部物語のあらすじ語っちゃってるーってやつです。
あれにもれっきとした戦略がありまして、タイトルとあらすじを合体させて少しでも長く足を止めてもらおうとするテクニックと、この内容は自分の求めている作品なのか知らせるテクニックが混ざっています。
自分の好きそうな作品か確認させるわけですから、そこらへんの適当な人に読ませるよりは、高評価はつきやすく、感想も同じ趣味同士が集まるので盛り上がりやすい。
しかし問題点もあります、それは読者を選別してしまうことです。
自分にちょっとでも合いそうにないと相手に思われてしまったら、彼らは二度と読んではくれないでしょう。
その点、タイトルで読者に謎を残すスタイルにすると、興味を持った読者はそのまま本編に足を運んでくれます。
ただでさえ認知度が少なくて人に見てもらえないのに、人を選別しているようでは、誰も相手をしてくれません。
よって、初心者にはタイトルに謎を仕込む方法を推奨します。
テクニックその2 二次創作を書くのなら、タイトルには絶対に原作やキャラ名を入れてはならない
少しでも多くの人に読んでもらうには、脳味噌にいらない情報だと認識されないようにしなければなりません。
例えば、自分が知らない原作の二次創作を読みたいとは思いますか?
ただでさえ基本設定を知らないのに、それに+aする二次創作なんて見たくないですよね?
はい、そこです。
もしも相手が読んだことない原作・キャラがタイトルに入っていると、その時点で脳はいらない情報だと勝手に認識してしまうのです。
これはあまりに勿体ない!!
せめて、『タイトルで足を止めさせて、原作知らないけど面白そうだから読んでみるか』まで持っていきたい!
少しでも多くの人に読んでもらいたいなら、原作やキャラなどのその作品独自の要素は、タイトルから除外するようにしましょう。
あまりにビックネームだと、逆にタイトルのなかに原作やキャラを紛れ込ませてPV数を稼ぐ手をあります。
しかし、それには自分が書く小説に、一体どれだけの需要があるのかの見極めが重要なので、結構難しかったり・・・・。
この辺りはマーケティングですね。
またの機会に。
テクニックその3 次を読ませる文を意識しよう
タイトルの役割とはなんだ?
相手にこれがどんな小説なのかの説明?
それとも、相手の気を引くための大切な道具?
いいえどれも違います。
答えは次を読ませるための文章です。
その考えでいくと、あらすじも次の第一話を読ませるための文章です。
次の第一話も、第二話を読ませるための文章。
次の第三第四も同じく。
次へバトンをつなぐように、意識してタイトルとあらすじ、本編をつなげることで、読者を波にのせて最後まで読ませてしまう方法です。
お気づきかもしれませんが、このテクニックは上記のテクニック『ぱっと見て『?』なタイトルにしよう』『二次創作を書くのなら、タイトルには絶対に原作やキャラ名を入れてはならない』の集大成となるテクニックとなります。
もしもコピーライティングのテクニックの数々に翻弄されそうになったら、この言葉を思い出してください。『次を読ませる文を意識しよう』
今回は実用的な三つのテクニックを解説しましたが、コピーライティングの世界は奥が深く、まだまだ興味深い知識の宝庫です。
もし興味が湧いてきたのなら、ネットや本で調べてみてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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